チャートは見るだけムダ!株式投資は決算書を分析しよう!基本の財務3表とは

こうき
よく目にするチャート分析は何の意味もありません。決算書を分析しましょう。

 

株式投資をするなら決算書の分析が必須です。

 

最も基本的なものは財務3表と言われる「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」ですね。

 

上場している全ての株式会社は、こういった財務諸表を決まったルールで作成して開示する義務があるのです。

 

会社が投資家のために教えてくれる経営内容ですから、絶対に確認するようにしましょう。

 

今回は決算書の役割と、キホンの財務3表について解説していきます。

 

上場企業と非上場企業

上場企業は約3,500社

まず会社には「上場企業」と「非上場企業」があります。法律的には同じ株式会社であっても両者には違いがあります。

 

上場企業の場合、株式市場で自由に株式を売買することができます。

 

一方、非上場企業にも株式自体は存在しますが、一般の人が自由に売買することができません。

 

日本の企業は100万社を超えますがほとんどが非上場企業となっています。上場企業はわずか3,500社程度です。

 

そのため、上場の有無が企業のステータスにもなっているのです。

 

上場企業は厳格なルールに基づき決算書を作成する

上場企業であれば、一般の人も含めて非常に多くの人が株式を売買します。

 

そのため、誰が見ても分かるように厳格な会計ルールに従って決算書は作成されます。

 

これは共通のルールとなっているので、企業が異なっても決算書の表記は同じです。

 

例えるなら、標準語のようにみんなが分かる共通のルールで記載されているのです。

 

外部の監査も必要

さらに、決算書は第三者からの監査も受けなければなりません。

 

その監査をする役目が公認会計士と言われる人たちです。

 

簡単にいうと決算書に嘘がないかを確かめるのです。そのため、たまに粉飾決算があると監査した法人も合わせて責任を追及されていますよね?

 

投資家は決算書を見て投資判断をするわけですからそこに嘘があってはいけません。決算書とは本当に厳格なものなのです。

 

非上場企業は税法基準

一方、非上場企業ではステークホルダー(利害関係者)は限られています。

 

そのため、外部に公開する訳でもないので税法基準による決算書の作成が一般的です。

 

公認会計士による監査を受けないケースも多いため、意図的ではなくとも単純に間違って決算してしまうことも多いです。

 

非上場企業の場合は決算書は参考程度にとどめておくのが良いでしょう。

 

決算書のキホン!財務3表とは

貸借対照表

それでは、決算書の中身を見ていきましょう。

 

まずは貸借対照表です。こちらは英語のBlance Sheetを略して「B/S」とも呼ばれます。

 

貸借対照表では企業の財政状態を表します。

 

  • いくら現金を持っているのか
  • いくら借金があるのか

 

こういった現在の資産の状態を表すのが貸借対照表の役割です。

 

損益計算書

損益計算書は、今年の収支を示します。

 

英語のProfit and Loss Statementを略して「P/L」とも呼ばれます。

 

  • 今年どれだけの売上があったのか
  • どれだけの費用がかかったのか
  • 結果、どれだけの利益が出たのか

 

簡単にいえば、今年1年間のビジネスの成績表です。経営が上手くいったのか失敗したのかが一目で分かります。

 

黒字や赤字というのは、この損益計算書を見て判断することができます。

 

キャッシュフロー計算書

キャッスフロー計算書は、その名の通りお金の流れを表す決算書です。

 

今てもとにお金があるのかないのかがすぐに分かります。

 

ビジネスでの支払いはかけ払いが一般的です。要は、モノを購入したタイミングよりも遅れて実際のお金の支払いはなされるわけです。

 

そのため油断していると、売り上げは出ていて黒字ではあるんだけど、まだ支払いがされておらず手許に現金がない、仕入れに必要な現金が用意できず倒産してしまう。なんてこともあります。

 

黒字倒産という恐ろしい現象ですね。それほど現金の流れは重要なのです。

 

企業の安全性を確かめるためには必ずキャッシュフロー計算書もチェックするようにしましょう。

 

チャートだけを見て投資するのはとってもキケン

チャートを見て投資判断をしてはダメ

こういう話をすると、決算書を見る必要はない、チャートを見て投資をすれば大丈夫という人もいます。

 

いわゆるテクニカル投資というやつですね。

 

世の中にはそれっぽく書かれた本がいくつも出ていますが、チャートを見て投資判断をしてはいけません。

 

チャートは株価の推移に過ぎず、なんの意味もありません。チャートを分析するだけ時間の無駄たと言えるでしょう。

 

なぜチャート分析が流行っているのか

では、なぜチャート分析が流行っているのでしょうか。

 

それは分かりやすいからです。チャートを見て上がったとか下がったとか論じるのは簡単です。

 

チャートの形だけ見て、ここにダブルボトムが出来ているから~とそれっぽく語るのは小学生でもできます。

 

一方、決算書の分析は大変です。まず単語の意味が分からないですし、慣れてきても漢字や細かい数字が並んでいて読み解くのは大変です。

 

がんばって勉強して決算書を分析するのが大変なので、それから逃げている人達が選ぶのがテクニカル投資なのです。

 

やすきに流れてはいけません。少し大変でも決算書を分析するようにしましょう。

 

まとめ

今回は、決算書の持つ役割と基本の財務3表について解説しました。

 

繰り返しになりますが、会社が投資家のために発表してくれる経営成績が決算書の内容です。

 

それなのに決算書を見ずにチャート分析するというのは愚の骨頂だといるでしょう。

 

少しずつで大丈夫ですので、株式投資をするなら決算書になれるところから始めてみて下さい。