金が換金できない!?絶望的な金投資の現状と今後とは

こうき
最近、金を換金できないという事態が発生しています。金は全く安全な資産ではありません。実物資産のリスクにご注意ください。

 

金。金は、はるか昔から最も安全で価値のある資産だと考えられてきました。

 

ですが、令和の時代の今、その常識は覆されています。なんと金が換金できないという事態が発生しているのです。

 

千円札や1万円札よりも安全だと思っていた金が換金できないとは大参事です。換金できなければ金はただ重くてかさばる置物に過ぎません。

 

なぜ金が換金できないのか、金投資は今後どうなってしまうのか解説していきます。

 

安全だと言われていた金投資

歴史上もっとも信頼されてきたハズの金

金は元来いちばん安全な資産だと言われてきました。その歴史は古く、卑弥呼の時代にも金印が使われていましたね。

 

通貨の価値がまだ安定していない時代には、通貨の信頼を保証するために金本位制がとられました。

 

紙のお札なんて信用できないけど金と交換できるなら信用してもいいよ、という訳です。

 

歴史的に見ても、金はまさに万物の中で価値が安定して高いものだったのです。

 

そんな金に今かつてない異変が起こっています。

 

換金できない金投資に絶望

海外刻印の金には要注意

そんな超安全と言われていた金がいまや換金できないという事態に陥っています。

 

金の延べ棒を買い取り業者に持っていっても買い取ってもらえないのです。

 

とくに海外刻印の金が買い取ってもらえません。スイスのUBSやクレディスイス、オーストラリアのパー・スミントなどです。

 

いざという時のために買っておいた金がいざという時に換金できないとは、何という絶望感でしょうか。

 

投資家にとってみれば困ったところの騒ぎではないでしょう。では、なぜそんな事になってしまったのでしょうか。

 

金が換金できない理由とは

なぜ金が換金できないのか

金が換金できない理由は、思いもよらない理由です。

 

なんと激増する密輸に対する対策として金の取引量を減らす圧力があったためなのです。

 

・・・?これだけではよく分かりませんね。

 

まずは金の密輸が激増している理由から見ていきましょう。

 

金の販売に消費税がかかる珍しい国、日本

日本では金を販売するのに消費税がかかります。ですが、世界的に見ると金を買うのに消費税がかからないのが普通です。

 

つまり、日本で1000万円分の金を買おうと思うと1100万円必要ですが、海外で買うと1000万円で買えるのです。

 

では、海外で買った1000万円分の金をコッソリ日本に運んで販売したらどうなるでしょうか。こちらがイメージ図です。

 

(出典:https://www.enecho.meti.go.jp/category/resources_and_fuel/mineral_resource/004/001/pdf/180914_zaimu.pdf)

 

1000万円で仕入れて1100万円で販売できるので簡単に100万円儲かるのです。

 

2kgでも100万円の利益です。20kgだったら1000万円、200kgだったら1億円、2トンだったら10億円もの利益になります。

 

この海外と日本の税金の違いを悪用したお金儲けをするために、密輸が激増しています。

 

激増する金の密輸

残念がら密輸量に対する明確な統計データというのはありません。

 

当然ですが密輸はばれないようにするものだからです。ですが、近年の日本で極端に上昇したものがあります。

 

それが金の輸出量です。金の輸入量と国内の流通量はそう変わらないのに輸出量だけ圧倒的にのびたのです。

 

これはどこからかコッソリと金が日本国内に運び込まれて、輸出されていったことになります。

 

そこから推計される金の密輸量はなんと220トン。時価総額にして約1兆1000億円。消費税分だけでも1100億円にのぼります。

 

とんでもない単位で金が密輸されていることが分かったのです。

 

密輸に対する対策とは

これらの密輸に対して取られた対策が、金の流通量に対する圧力です。

 

密輸に対する明確な証拠はなくあくまで推計ですので、規制として交付することはできません。

 

しかし、経済産業省や財務省から金の買取業者に圧力をかけ金を買い取らせないようにしているのが現実なのです。海外刻印の金は密輸を強く疑われるためとくに厳しいです。

 

確かに金の買取が行われなければ金の密輸も減るかもしれません。ですが同時に全くの無実である一般の投資家の金さえも買い取ってもらえなくなってしまうのです。

 

そんな横暴な・・・と思うかもしれませんがこれが現実です。お上の力に逆らえないのは令和の現代でも変わりません。

 

こうして最も安全な資産であったはずの金は、ただの置物へとなり下がってしまったのです。

 

金投資の今後とは

換金できない状況は続く

それでは、金投資の今後はどうなっていくでしょうか。

 

残念ながら、現在の状況は続きます。

 

なぜなら、2018年の流通量締め付け以降、金の輸出が減っているため密輸も減らすことができたと認識されているためです。

 

新たな拘束が増えることは考えにくいですが、現状の締め付けがなくなることも考えにくいです。

 

引き続き、金が買い取ってもらえないという現状は続くでしょう。この問題を根本的に解決するにはそもそもの消費税の差をなくさなければ解決できないでしょう。

 

ですが、金の販売に関する消費税がなくすことこそ、実現は極めて困難です。

 

金はいざいという時に全く頼れない資産となってしまったのです。

 

まとめ

状況が目まぐるしく変わる現代では、ある常識というのはあっという間に通用しなくなってしまいます。

 

金は安全。

 

そんな昔の常識に振り回されずきちんと自分の資産を守る方法を熟考するようにしましょう。

 

きちんと考えた人だけが自分の大切な資産を守れるのです。