良いとこなし!?eMAXIS新興国株式インデックスのメリット・デメリットとは

新興国の株式を対象とした投資信託は数多くあります。

今回は、その中でも300億円を超える運用資産額を誇るeMAXIS新興国株式インデックスについて解説していきます。

 

eMAXIS新興国株式インデックスの投資内容とは

MSCI エマージング・マーケット・インデックスに連動する

まず、eMAXIS新興国株式インデックスの投資内容について見ていきます。

このファンドは「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」に連動するように運用されています。

 

「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」とは一体何でしょうか?

Morgan Stanley Capital International(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が提供している有名な株価指数です。

 

新興国の株式の動向を表す指標として数多くの投資信託で採用されています。

つまり、eMAXIS新興国株式インデックスは新興国の株式市場を表す代表的な株価指数に連動しており、投資内容としては一般的なものとなっています。

 

BRICsを含む新興国株式に投資

では、具体的にはどんな株式に投資しているのでしょうか。

投資対象の内訳を見てみましょう。

 

(出典 目論見書:https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/250944/250944_20190427.pdf)

 

中国、韓国、台湾、インド、ブラジル、南アフリカ、ロシア、メキシコ、マレーシアと投資先は多岐にわたっていますね。

割合としては中国や韓国、台湾などアジア圏の国が多くなっています。

 

また、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカといった、いわゆるBRICsと呼ばれる地域も含まれている事が分かります。

MSCIエマージング・マーケット・インデックスは、主要な新興国は概ねカバーしている指標だと言えるでしょう。

 

eMAXIS新興国株式インデックスのメリットとは

何も考えずに新興国の株式に投資できる

では、いよいよeMAXIS新興国株式インデックスのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

メリットとしてはメジャーな株式指標に連動するように運用している事です。

 

MSCIエマージング・マーケット・インデックスはとても代表的な指標ですので、とりあえず新興国の株式に投資をしたいという人にはうってつけです。

銘柄選択に頭を悩ませることなく新興国株式への投資を始めることが出来るでしょう。

 

つみたてNISAにも対応

また、eMAXIS新興国株式インデックスは一括で投資する事も、積み立てで投資する事も可能です。

積み立て投資であれば小額から始めることが出来ますので、数万円といった金額から運用を始めたい人には適しています。

 

さらに、つみたてNISAにも対応しています。

非課税枠を活用したい人は嬉しいですね。

NISAの非課税枠を余らせるのは嫌だという人は検討してみてもいいでしょう。

 

eMAXIS新興国株式インデックスのデメリットとは

新興国株式とインデックス投資は相性が良くない

新興国株式はハイリスクハイリターンの投資です。

先進国に比べるとリスクも大きいですが、国の発展に伴う大きな急成長に期待している訳です。

 

ですが、新興国が全て同時に急成長する訳ではありません。

ある国は経済発展がはじまったけど、ある国はまるで変わらないといったように、ばらばらに成長するのです。

 

そのため、インデックス投資のように幅広い地域・国に分散投資するというのはナンセンスなのです。

せっかくどこかの国が大きく成長してもそれを他の国々で薄めてしまっては何の意味もありません。

 

そもそもリスクがある新興国に投資をするわけですから、リスク分散よりも利益を大きく取りに行くことを考えるべきです。

 

手数料が安いSlimシリーズが出来た事による割高感

インデックスファンドは特定の株式指標に連動するように投資をするものなので基本的に手数料が安いです。

eMAXIS新興国株式インデックスも同様で、購入時手数料はゼロ、いわゆるノーロードですしその他の手数料も高い訳ではありません。

 

ただ残念ながら、インデックスファンドは運用成績で差がつかないため手数料の引き下げによる顧客の奪い合いが起きてしまいました。

eMAXIS新興国株式インデックスは2009年10月28日に設定されており、やや歴史がある投資信託です。

発売当初は非常に手数料が安い部類だったのですが、その後の価格競争により高い部類に入ってしまいました。

 

他社がeMAXIS新興国株式インデックスと同じ株式指標に連動しつつも手数料が安い投資信託をどんどん出したことが原因です。

そのため、eMAXISシリーズも手数料を引き下げるを得ませんでした。

 

そこで登場したのがeMAXIS Slimシリーズです。

こちらはeMAXIS新興国株式インデックスと運用自体は変わらないけど、単純に手数料が安くなったという恐ろしい商品です。

 

これから投資を始めるという方は、eMAXIS新興国株式インデックスよりもeMAXIS Slim 新興国株式インデックスに投資をする方がどう考えてもお得という状況になってしまったのです。

 

まとめ

eMAXIS新興国株式インデックスは良いとこなしの結果となってしまいました。

新興国のインデックスファンドに投資したい方はeMAXIS Slim 新興国株式インデックスを検討するようにしましょう。

 

  • とりあえず新興国の株式へ投資したい
  • 資金がそんなにないので数万円といった小額から始めたい
  • NISAの非課税枠を利用したい

といった、投資初心者かつ投資額も少なめの方にはおすすめです。

 

もう少し大きい資金を動かしたい方、専門的でハイクオリティな投資をしたい方は別のファンドを検討した方がいいでしょう。

ファンドランキングページ当サイトのおすすめを紹介してますので良ければ参考にしてみて下さい。